ヒートショックを予防しましょう
暦の上では立春を迎える2月。とはいえまだまだ寒さ厳しい季節です。
今朝は雪景色でした。
この時期に気をつけたいのが「ヒートショック」。
ヒートショックとは、気温の低い屋外から暖かい屋内への移動や、
暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な環境温度の変化によって、
血圧が上下に大きく変動することをきっかけとして起こる、健康被害の総称で、
特に冬季の入浴時に起こりやすいことが知られています。
暖房をしていない脱衣場や浴室では室温が極端に低くなりがちで、
こうしたなかで衣服を脱ぐと、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、
血圧が急激に上がります。温かい湯船に入れば、今度は血管が拡張して、
血圧が急激に下がります。このような入浴に伴う温度差が血圧を大きく
上下させるために、失神や心筋梗塞、脳梗塞が起こり、その結果として湯船で
溺れてしまうこともあるのです。
ヒートショックを防ぐためにできることから取り入れて、対策を行っていきましょう。
(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)入浴前に水分を摂り脱水予防をしましょう。
(3)手や足などの末端の部分から体の中心という順にかけ湯をして徐々に体をあたためてから入りましょう。
(4)湯温は41度以下、湯に漬かる時間は10分までを目安にしましょう。
(5)アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控えましょう。
(6)入浴する前に同居者に一声掛け、同居者は、いつもより入浴時間が長いときには入浴者に声掛けをしましょう。